もくじ
問題
2ケタの正の整数に、その整数の十の位から一の位の数をひいた差を加えると、11の倍数になる。その理由を説明しなさい。
中二数学で、避けて通れない問題。この分野、苦手意識を持っている人も多いかも・・・。
でも大丈夫!1つずつ、数字で置き換えて、具体的にイメージすることで、理解しやすくなるよ!
解法手順
- 文章を整理する
- 具体的数字でイメージする
- 文字式を使って、問題文の言うとおりに計算する
- ゴールの形に
解くための基礎知識
2ケタの正の整数は、
- 十の位を a
- 一の位を b
とすると、
10a+bであらわすことができる。
なんでって???
たとえば、「24」は
- 十の位は 2
- 一の位は 4
(10×2)+4 で表すことができるでしょ??だからだよ。
解法
①文章を整理する
まずね・・・、
文章が長くてわかりづらい!!何を言っているか、すぐに理解できないよね・・?
だから、整理すべきなんだ!第一ステップとして必ずやった方が良いよ!
- 文章を区切って
- 箇条書きにする
この2つをやってみよう!するとこんな感じに
どうだろう?
はじめよりも、かなりわかりやすくなったよね?
問題を要約すると
「十の位の数」と「一の位の数」を引き算して、それを2ケタの正数に足す。すると11の倍数になるのはなんで~??
ってことだよ。
②具体的数字でイメージする
文章が理解できたら、次は具体的な数字を当てはめてみよう。
なぜなら
- 理解を深めるため
- 解き方のヒントになるため
2ケタの正数なら何でもいいので、たとえば、
を考えてみよう。
(別に37じゃなくても何でもいいんだよ!例としてね)
- 2ケタの正の整数 → 37
- 十の位から一の位の数をひいた差 → (3-7)
だから、この2つの数をたしあわせると、
37+(3-7)=33
33になる。これは確かに「11の倍数」だよね??
問題の通り、11の倍数になることがわかったね。
具体的に問題&解法のイメージができてきたかな??
(★慣れてきたら、この「ステップ2」は省略してもOKです。)
③文字式を使って、問題文の言うとおりに計算する
2ケタの正の整数を
- 十の位 → a
- 一の位 → b
すると、この整数は
10a+bで表すことができる。
そして、素直に問題文の言う通りやってみることだ!
(10a+b)+(a-b)
=10a+a+b-b
=11a
④ゴールの形に
もう答えは出たね?
この形は、
「11×●」なので、11の倍数になるわけ!